偏光板児童館バージョン:反射光などを観察する工作を中心に

こんにちは、みなさん。     おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
 
2016年度の実験隊は、すでに始まっていているのですが、
今日は、いつもの東児童館で行った、偏光板の実験をアップしますね。
偏光板については、これまでも、何度もやってきたので、目新しいことはないです。
偏光板の実験教室については、
にまとめているので、そちらをご覧ください。ただし、リンク切れが多いですが、検索窓に入れていただくと、見ることもできます。
雑誌に掲載したテキストは、RikaTan2012自由研究偏光板ご覧ください。その後修正している部分あり。

今回のアップは、工作物をちょとかえたところがあるのでその部分と、当日のお友だちの様子を中心にアップしてみました。
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板書はこんな感じ。ってなにも板書してないか~。<(_ _)>
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準備したものは、こんな感じ
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入り口には、こんなものを置いています。
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黒く見えているわくには、偏光板が貼ってあります。かなりでかい。45×45㎝。
その下には、蛍光灯を置いています。
上には、いろいろなプラスチックを置いています。
それを右下にある、まあるいメガネもどきを目に近づけて、くるりんくるりん回しながら観察します。
メガネもどきにも、偏光板が使われています。
お友だちには、こんな風に見えていますよ。
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展示物の様子は、こちらをどうぞ。動画も入れています。

偏光板の展示物を直してみた!

今日は、いつもの Iさんんと、エキスポのKさんにも、来ていただきました。
ありがとうございます。エキスポに行ったら、Kさん探してみてね。
 
最初に、ちょっと難しいけど…ってことで、光の振動について、話します。といっても、ほんと簡単に…
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で、そのあと、クイズタイム~!
Iさんには、ちょっと変身してもらいました。でも、これは2年ほど、少し前の画像なので、
今日は、ケロロでなくって、ジバニャンに変身してもらったね。お友だちも、もうちょっと多かったみたい。
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お面には、偏光板が仕込んであります。それをかぶって、ひとつ前にあるホワイトボードにあるカードを観ます。カードは、90度向きを変えたものがあるのですが、裸眼ではわかりません。
でも、偏光板が付いたお面をかぶった人にはわかるのですよね。
詳しくは、こちらに書いています。

偏光板の実験教室のの導入ゲーム

お友達みんなには、お面がないので、用意しておいた、偏光板を使って、クイズを再現

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くるりんくるりんするたびに、くらくなったりもとにもどったり!
お友だちどうしで、向き合うと、偏光板が、暗くなったりして、おもしろいです。
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ちょっと解説
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偏光板の導入としての説明には、いわゆる、すだれモデルで、説明します。
ちょっと注意したいところ
1すだれれモデルでは、光の吸収方向とヨウ素の並びが間違っているものがよくある
2ベクトルで考えたほうがいい(ベクトルは説明手段でしかありませんが)
があると思う(特に私は、1の方の誤解が多いと思っています)ので、こちらに書いています。詳しく知りたい方は、どうぞ。下記は、リンク切れです。
偏光板の実験キットは、こちらで販売中です。

解説の時は、慎重に言葉を選びますが、どこまで伝わっているかは、? です。

でも、自分で発見をしてくれる子もたまにはいるので、とっても嬉しい限りです。
今回は、こちらのお友達!
なんとクロスニコル(真っ暗)にした時に、スプーンを入れると、虹が見えることより、スプーンを通して向こう側が、明るくなったことに疑問を持っています!
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だから、しっかりお話を聞いてあげています(聞いてあげるっていうのは、ちがうな。聞かせてもらいました)。
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閑話休題
お友だちには、机に反射した光や壁窓で反射した光を観察してもらいます。
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黄色いシールを貼ったものを見てもらうのですが、これ案外いいですよ。
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台などの反射光がよく消えてくれます。
偏光の実験では、訪れた会場では、蛍光灯・太陽光など、いろいろな向きからのたくさんの光源があり、なかなか、参加者そろっての、観察と解説をしにくいときがあります。
観察物を限定することができると、説明もしやすくなります。
そのあと、いろいろな光を観察してもらうといいですね。
 
反射光の説明は、最初のちょっと難しいと言ってホワイトボードに書いた丸に、矢印を書いた説明を使います。
光は、いろいろな方向に振動しながら、みんなに届いています。その光が、テーブルなどに当たると、こっち方向の光が進みやすくなって、みんなの眼に届きます…って感じ。
反射光は、そのもの(台や壁)の向きに合わせて、偏光した光が多いのです。
この辺りや偏光板の実験についての総括はは、RikaTan2012自由研究偏光板をどうぞ
今回お友だちに渡した材料は、こちらです。
DSC_1023.JPG
まんなかの黒いの(吸収方向が90度違う偏光板を2枚張り合わせている)を片方かくして、お友だちには、クイズをしてもらい、その後、両方を使って、いろいろな光(反射光など)を観察してもらいました。その後、この偏光板をくるりんと回して、上のクリップで止めます。
すると、壁があるように見えるのでそこに、黒いストローを、つんしてもらいました。
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下の画像左のものです。
DSC_1024.JPG
これは、ブラックヲールと言われている工作で、でっかい演示用は、こちら。
ブラックウォール
上下の偏光板の光の吸収方向が90度違うので、重なっている部分が黒くなって、壁があるように、感じるのです。
その後、プラさじを入れて、観察!
蛍光
灯などの光に向けるときれいだよ。太陽光を直接は見ないでね。
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プラさじの袋も、引っ張ってちぎると、そのちぎれたところが、光弾性できれいに、虹のように見えます。
こちらをどうぞ
その後、演示をして、プラスチックや水晶水あめなどを見てもらいました。
偏光板と偏光板で、プラスチックなどをサンドイッチしてあげると、虹のようなものが見えます。
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右は、同じような形をした、プラスチックです。まだ、偏光板を重ねていません。
重ねると・・・
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ちょっと虹の感じが違いますね。

それは、プラスチックの種類が違ったり、作り方が違うからです。

そういった違いを利用して、リサイクルなどに偏光板が利用されています。

こちらは、CDケース
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右端から、しゅわ~っと流れている感じがしますね。どろどろしたプラスチックが流れた跡が、虹のように、見えているのです。入り口はゲートといいます。
下は、左から、
プリンケース・ゼリーケース・卵パック
それぞれ、違いますね。これも、種類の違いや作り方の違い。
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後、レールを使って力のかかり具合の違いなどを説明しました。
下は、水あめ。
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P1100144
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水晶
P1240591水晶
左が水晶右がビー玉です。この水晶は、一つ、80円で購入できます。
(送料含めず)演示では、3cm位の水晶を使って、前で全体に見せるのですが、
『水晶の目』というものを見るには、1cm(上記)のものが、はっきりクリアに見えます。
この辺は、下記の画像や動画もあるので、一番最初のリンクをご覧ください。
P1100166
カンラン石
P1100215P1100170
空の偏光
P1100253P1100252P1100251P1100250
P1100260
 
空の偏光については、下記をどうぞ
ちなみに、下記は水晶
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おまけで、セロハンテープ(春枚数の違いで、色が違っている)
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ってことで、お友だちには、フィルムに、セロハンテープを貼ってもらいました。
フィルムは、おうちにある、お菓子のフィルムでいいのですが、その厚みや種類で、元からの色の出方が違います。まあ、きれいなものに、セロハンテープをはった方が、きれいなので、材料としては、きれいに出るものを使ったほうがいいと思います。
KUBOさんは、100円ショップの、ポリプロピレン 50ミクロンのクリアポケットを使っています。
 
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ベタベタ!ベタベタ!
今回は、2回行ったのですが、前半のお友だちに、演示するの忘れていたのがありました。
液晶の偏光です。
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こんなものを見てもらっていますよ。

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いぜんは、PCの表面の偏光板を外して、演示してましたが、最近のは、なかなか、外すのが難しい。それで、時計で代用しています。

また、携帯などをお持ちの保護者の方がいらしたら、以前は、観察してもらっていたのですが、最近は、偏光板を当てて、暗くならないものもあります。
こちらをご覧ください。
偏光板は、おしろい実験だけど、なかなか、お高いのですよね。今回は、2枚の偏光板でお部屋の中のいろいろな光を観察してもらいたかったので、2枚張り合わせたものを使いました。また、そのまま、それを使って、ブラックヲールと、万華鏡もどきを作りたかったので、こんな感じになりました。
おうちでも、確認実験やってみてね~!
偏光板については、今後も行いますが、工作については、こちらにしようかな?とも思っています。
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今後の日程は、右の
をご覧ください。内容やテーマは、分かり次第、アップしていきます!

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