こんにちは、みなさん。 おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
5月26日、つくばや土浦で、虹が見えませんでしたか?
なんだか、ちょっと不思議な虹でした。KUBOさんが撮ったのは
こんな虹。
普通の虹と比べてさかさま。そして上の方にもなんか見えますね。
環水平アークというのだそうです。KUBOさんはよくわからなかったので、
早速先月の実験隊に来てくれた、あっちゃん先生こと久保庭敦男さん
久保庭さん発の、金環日食の御話は、こちら
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-160.html
久保庭さんの金環日食の写真やコメントはこちらの毎日新聞週刊茨城ニュースで
掲載されたようです。新聞の方では写真入り。=^_^=
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120526ddlk08040041000c.html
にメールして
みました。あっちゃん先生も、外に出てびっくりしたらしく、
早速2時間かけて、日焼けしながら、撮影してくださったようです。
それで、解説と画像を送ってくださいました。
きれいな画像と一緒に、読んでみてください。
ここからの写真と解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
写真は、クリックすると大きくなります。
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5月26日に水平虹と呼ばれる不思議な虹が見えました。
関東地方のかなり広い範囲で、長い時間見えたようです。
虹と一言でいうと、ほとんどの人はお天気雨のとき太陽と反対の空に見える、
あの虹を思い浮かべるでしょう。
雨粒がつくるあの虹は主虹(しゅこう)といいます。
でも、空に見える虹は主虹だけじゃありません。なんと、太陽と同じほうの空にも、
色々な虹が現れるのです。たくさんの空の虹の中からいくつかご紹介しましょう。

・・・と、その前に、どの辺りに見えるのかをブログで説明するのはなかなか難しい
ので、ひとつ単位を作りましょう。みなさんの腕を空に向かっていっぱいに伸ばし、
手のひらをピンとひろげたとき、親指から小指の先までを1ハンドって言うことにし
ましょう。子どもでも大人でも、この幅は見かけの角度がだいたい20度くらいに
なります。実際に観察するときは太陽光に十分注意してください。
それから、虹の見え方はお天気に左右されます。以下の写真は見やすいように
色合いや明るさを調整していますが、実際の見え方は写真の通りにはいきません。
一部しか見えないこともしょっちゅうです。それを頭に入れてからお読みくださいね。
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<1>暈(かさ)
太陽に薄雲がかかっているような天気の日に、太陽をぐるっと囲むように現れます。
正しくは内暈(うちかさ/ないうん)、または22度ハロと言います。太陽からほぼ
1ハンドの半径ですね。内側が赤っぽく見えますが、たいていその外側は白っぽくて、
主虹のようにきれいな色ではありません。それでも条件が良い日はなんとなく虹の
色並びに見えることがあります。空を見ている人は暈をしょっちゅう見かけるでしょう。
上写真のように良く晴れて雲が見えないような空でも現れることがあります。
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<2>幻日(げんじつ)
内暈の左右にくっつくあたり、ちょうど太陽と同じ高さのところがとても明るく光る
ことがあります。それは幻日です。太陽側が赤く、外側は白く見えます。これも条件
がよいと青っぽい色まで分かれて見えることがあります。内暈に近い場所ということ
だから、太陽からは1ハンドほど右か左を探せばよいのです。片方だけ見えること
のほうが多いかも知れません。この写真は左側の幻日です。幻日からさらに左へ
光がのびていますが、これは幻日環という別の現象です。
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<2>光環(こうかん)
雲が形の定まらない虹色に色づいて見えるのを、まとめて彩雲(さいうん)
と呼びます。ところが、上写真のように太陽のすぐ近くできれいな虹の環に
なることがあります。これが光環です。とてもきれいですが、太陽をしっかり隠して、
さらに雲のまぶしさも和らげないと観察できません。現れているのにまぶしくて
見えない、観察がむずかしい現象です。
春先には下写真のような雲ひとつない青空に光環が見えることがあります。
これはみなさんを悩ませるスギ花粉が原因の光環です。この光環が見える日は
ティッシュが手放せないでしょう。
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<3>外接ハロ(がいせつはろ)
むずかしい名前が出てきましたね。上の写真をぱっと見ると、「内暈だね」と思って
しまいますが、よく見ると暈の左右は太陽を囲む丸ではなく、左右に伸びています。
これが外接ハロです。外接ハロは横に伸びた丸のように太陽を囲みます。
太陽が低くなると上部タンジェントアークという別の名前の虹に変化します。
上と下は内暈とくっつくので、太陽から上下1ハンドくらい、という位置です。
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<4>環天頂アーク(かんてんちょうあーく)
これはきれいですね!でもみなさんの虹のイメージと違うでしょう?そう、上向きに
曲がっていますね。だから「さかさ虹」なんて言われます。天頂とは空のいちばん
高いところ。この虹は太陽から上のほうに約2ハンド離れた場所に現れます。
下写真は同じ環天頂アークですが、ずいぶん上写真と違いますね。実はこの
アーク、太陽の高さによって形や幅が変化します。太陽が高いほど小さくて
幅が太く、そして淡くなります。下はこの虹のもっとも高いころの貴重な写真。
ずいぶんと急カーブです。頭の上に見える虹ですから、せっかくきれいに
見えているのに気づかれないことが多いのです。
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<5>上部ラテラルアーク(じょうぶらてらるあーく)
またアークという呼び名が出てきました。太陽から約2ハンド上のほうに現れる
たいへん大きな虹です。上の写真中央やや上に見えている淡い虹がこのアーク
です。(中央やや下の明るい虹は内暈と上部タンジェントアークですね。)2ハンドと
いうと環天頂アークと同じ位置ですが、こちらは下向きに曲がっているので区別が
つきますね。下写真のように両方いっぺんに見えることもありますよ。
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<6>環水平アーク(かんすいへいあーく)
5月26日に多くの人が目撃した虹です。横にのびているから、水平虹とも
呼ばれます。太陽から約2ハンド下のほうに見えますよ。どんなに長くても
横方向に5ハンド以上のびないのですが、この日の環水平アークはその
ギリギリまでのびきっていました。こういうチャンスはとても珍しいことです。
一部の地域では、この虹にくっついた下部ラテラルアークという別の虹も
見えたようです。環水平アークを観察したり写真に撮ると曲がってるように
感じますが、これは錯覚です。実際に計るとどの部分も地面からの高さが
一緒です。
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どうでしたか?いろいろな虹がありますね。どこに見えるかは決まって
いるので、探してみてください。お出かけのときにカメラを持っていくと良い
ですね。カメラで撮る場合は太陽光が直接画面に入らないように工夫
しましょう。カメラレンズが作るゴーストとよばれる別の虹が、空に関係なく
映っちゃいますからね。
ここに紹介した虹は氷の粒がつくる虹です。
「じゃあ、暑い夏や南の地域では見えないの?」って思っちゃいます
よね?でも氷の粒は空の上のほうに浮いています。
よく天気予報で「日本上空にマイナス20度の寒気が・・・」などと言って
ますが、夏でも南国でも、空の上は氷だらけなのです。
(あっちゃん先生は沖縄でも暈や幻日を見ています。)
紹介した以外にもまだまだ虹はあります。みなさんがステキな虹に出会えますように。
文・写真:あっちゃん先生
・環天頂アーク、ラテラルアーク、外接ハロは、太陽の高さによって形が変わります。
また幻日も微妙に位置が変わります。この図はおおよその目安として見てください。
・太陽の高さによって見えない現象があります。例えば、環天頂アークは太陽が
約32度より下、環水平アークは約58度より上でないと見えません。
・どんな条件でどう変化するのかは、みなさんご自身で調べてくださいね。
byあっちゃん先生(久保庭敦男)
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なんだか、ちょっと物知りになったような気分。=^_^=
今度虹を見つけたら太陽に対してどの辺に見えているかで、観察してみてね。
太陽を直接見ないようには、気を付けてね。
5月26日の環水平アークをKUBOさんは、あっちゃん先生に頂いた、
ミツバチ偏光板36分割
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/36.html
を使ってみてみました。
それは、別にこちらでご紹介しています。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/526-1.html


こんばんは。
はじめまして。
あっちゃん先生からご紹介を受けて訪問をさせて頂きました。
色々なアークがたくさん鮮明に撮れていて感動をしました。
私ももっときれいに撮れる様頑張らなきゃと思いました。
(デジカメでは無理かしら。)
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