こんにちは、みなさん。 おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
お友だちと、赤い新芽のお話をしたので、ちょっとそのことを書きますね。
以前他のブログで書いていたのの、コピーなので、ちょっと見ずらいかもしれませんが…
こちらのバラ。

春先や夏に、先端が赤っぽい色になっているバラなどを見かけるのですが、どうしてなのかな?と思っていたのですが・・・
この写真は、夜撮ったのですが、紫外線と関係があるんじゃないかな? と思っていました。植物は、紫外線から、身を守るために、何かやっているのではと。
ってことで・・・
筑波実験植物園の『植物は紫外線をどうして防いでいるか』という講義を受けてきました。
はしょって、結果を言うと、
植物は、
有害な紫外線に対し、フラボノイドなどのフェノール化合物を表皮に蓄積している。
また、壊れたら、可視光を当てることにより、光回復を行って身を守っている。
そうです。
講義のほんの一部は、こちら からのぞけます。後に出てくる『セイタカダイオウ』の写真もあります。

右図下の小さい丸は、葉緑体で、ここに紫外線が当たると、DNA・脂質・タンパク質などにダメージを受けるそうです。それで、その上の大きい四角い層に、紫外線域を吸収することができる、フラボノイドを蓄積するそうです。
フラボノイドは、8000種類くらいあるそうで、植物には、どこにでもあるようです。
花だとフラボノイドの一つのアントシアニンが色の発生に。根だと根粒バクテリアの誘導に。葉だと紫外線から身を守ることになど、関係してくるそうです。
ヒマラヤの『セイタカダイオウ』という、スイバなどの仲間の植物のお話や、研究に使われた、『オオバコ』の話もお聞きました。
オオバコ
ってみなさんご存知ですよね。人がいるところには、どこでも生えている植物です。紫外線は、高い山の方が高くなるので、登山できる山で一番高いところに駐車場がある、『乗鞍岳』のオオバコを使って、実験されたようです。
先の『バラ』の話に戻りますが、春は、紫外線が強く、芽ばえのころ赤くなる葉があります。これは秋の紅葉とはまた別もので、これまでの話とつながる、紫外線を防ぐために赤く色づくようです。そして、この赤は、アントシアニン(フラボノイドのひとつ)が関係してるそうです。
お話していたお友だちは、紫外線を防ぐなら『青色にした方がいいんじゃないの?』と考えられたようです。それはなかなか、正しい考えではありますが、赤くなる葉は、葉の表面で紫外線を受け取り、その下の葉緑体までダメージが行かないようにしているのでしょうね。おもしろいですね。
他の研究で、若い芽は、フラボノイドをうまく作れないようなことがあるので、アントシアニンなのかもしれないようなことを言われていましたが・・・この辺は、まだまだ、わからない(調べられていない)こともあるようです。
先に出てきた、『セイタカダイオウ』だけが、作り出すことができる化学物質を、講義をしてくださった岩科先生たちのグループが見つけられたそうですが、もし、この『セイタカダイオウ』が、絶滅したら、この化学物質は、この世からなくなるということで、もしその物質が人間にとって、すごく役立つものだったとしたら・・・なんて考えると、生物を守るということは、ただ、「なくなってかわいそう。」ということだけでなく、とっても大切なことなのだといわれていました。岩科先生ありがとうございました!

