こんにちは、みなさん。 おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
今日は、実験ネタではありませんが、28年度に向けて、改めて、
草の根の活動を大事にしていこう
と思ったので、文字を書いてみます。
KUBOさんが中学校の時の記憶にはないのですが、現在の中学校では、『芳賀の定理』というのがのっているようです。これは、つくば市に拠点を置く、サイエンスキッズ主宰 芳賀和夫先生の定理です。オリガミクスでも、ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
この実験隊のブログでも、芳賀先生(ハカセ)については、いくつか記事があるので、検索窓に入れて、検索してみてください。
2010年芳賀先生の主催されるサイエンスキッズの活動を、科学技術振興機構JSTの草の根型支援に申請するときに、お手伝いをしたのですが、その時に、芳賀先生が、申請書に書かれた、
【企画の狙い・内容・期待する成果】
には、下記のようなことが書いてありました。
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この活動の趣旨は、科学リテラシーを身につけた一般市民が増えることこそが、将来の地球環境の安泰をもたらす、という考えにある。子ども時代にできるだけ多くの、また多様な科学体験を積み重ねることが、このリテラシーの向上につながり、また、同時に参加する父母など家族にも興味を持って頂くことで家庭内に科学の雰囲気が持ち込まれ、それらが積み重なって、初めて次世代に、科学リテラシーに富む社会人の輪が広がるであろうことを期待している。
この企画は、ある分野の科学者やマニヤを育てることが目的ではないので、内容が科学の1分野に片寄ることを避け、また、ショーやフェスティバルのような一過性のイベントに終わらぬよう、年間を通じて学校が休みの日ごとに、異なるメニューを開設して、子どもたちに数多くの科学体験の場を提供したいと思い、年間50回以上のプログラムを組む事にしていて、今回はそのうちの5回について申請したい。
この企画のような活動は、たとえば理科嫌いとか理科離れなどに対して即効性を期待するのではなく、ここでの体験が個々人の生活の一部として記憶され、いわば遅効性の肥料のように、子どもたちが成長するに従って次第に醸成される科学リテラシーの基を固めることをねらっている。したがって、この成果としては、どのような職業や立場の社会人になろうとも、それぞれの社会生活の場面場面で、無意図的に科学リテラシーが活用されると思われる。
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申請の担当者として、上記の文言を、申請書に入れながら、
『・・・・即効性を期待するのではなく、ここでの体験が個々人の生活の一部として記憶され、いわば遅効性の肥料のように、子どもたちが成長するに従って次第に醸成される科学リテラシーの基を固めることをねらって・・・』
という言葉から、なにか壮大な草原をイメージしたものです。
この言葉はまた、KUBOさんが活動をしていくうえでの支えにもなりました。
これまでも、サイエンスキッズに携わった子供たちは、それぞれの興味を伸ばしまた広げ、成長していったようです。また、成長して、サイエンスキッズの活動に戻ってきて、リーダー(サイエンスキッズでは、毎回筑波大生がお手伝いをしている)として活動するようにもなってきています。
今年、あることで、サイエンスキッズの一人が、人生の節目に立ったのを見守っていました。
自分の将来を考えながら文章にしたり、言葉にしたりすることで、これまで、どれだけの多くの体験を、こうした活動で得ていたのか、基礎となっていたのかを感じました。
KUBOさんがイメージした壮大な草原に広く放たれた輪が、巡り巡って実を結んだのかな?と思う瞬間でした。
芳賀先生の活動には、はるか及ぶことはありませんが、おもしろ!ふしぎ?実験隊での活動が、いつかどこかで、お友だちの成長の過程に影響を与えることができたらいいなと思っています。
28年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

