こんにちは、みなさん。 おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
9月13日に、二の宮児童館で、『アニメーションのしくみ』というテーマで、実験教室をしてきましたので、そのご報告です。
児童館バージョンなので、簡単に行ったのですが、今後のこともあるので、少し補足を入れながら、書いていきますね。
まず、KUBOさんが用意したのは、こんなもの。
展示物は、こちら。(でも、ほとんど遊ぶ時間はなかったです)
で、最初の質問は、「みんなは、アニメーションと言ったら、どんなものを知っている?」でしたね。
最初の画像にもあったけど、『ケロ軍曹』とか『トムとジェリー』とか知ってたよね。
でも、みんながノートに書いたりしたことがある、パラパラ漫画だって、アニメーションのしくみと関係あるんだよ。ということで、
ちなみに下記の画像中の『少しづつ は 少しずつ』の間違いです。
ということを、話しました。この黒板に貼っている、長い紙

ちょっと後ろ向いてたけど、これには、24枚の馬のイラストが描いてあります。これを1秒間にさっと流すと、馬が動いているように見えるんだ。
映画では、24枚くらいテレビでは、30枚くらいがいいそうです。
箱アニメっていうのも見てもらったんだけど

ちょうど良いスピードで光らせると、うまく絵が動いているように感じるね。
4つの絵をかいてセットするとこんな感じ。途中で、スピードを変えています。
箱アニメの中はこんな感じ。

この箱アニメは、ピカピカ光って、イラストを次々に見せているのだけど、他の方法で、パラパラ漫画のように、パラパラと絵を見せる方法ととしては、
黒いスリットを使うといいよってことで、2つのゾーイトロープを見てもらいました。
ひとつは、普通のものと

縦バージョン
ちなみに、この縦バージョンは、こんな風に見えます。
どちらも、スリットを通さないと、ただ絵が流れて見えるだけで、何が動いているのかはわかりません。
他に、つぎつぎに絵を見せる方法として、違う方法で、ピカピカ光を当てる方法を見てもらいました。使ったのは、最初の画像の下にあった、ストロボライト
こちらは、お借りしてきた物です。(ありがとうございました!)
で、これを、こんなもの(最初の画像の左側にあるもの)にあてると、
こうなるのです

この画像は、細切れに取っているわけなので、本当は、ちゃんとアニメーション(動画)になっています。このイラストは、こちらのものを拡大させていただいています。
ってことで・・・
まずは、みんなおんなじようにシールをな~みなみになるように、貼ります。
それをゾーイトロープ(後述)に入れて観察
次に、他の紙に好きな絵を描きます。
なかなか、みんな真剣!
たのしい絵が、いっぱいできました。
感想で多かったのは、「簡単に、動く絵ができてびっくりした!」というものです。最初は、どんな絵にしたらいいか、考えていたようですが、意外と書いてみると簡単!おうちのお持ち帰り資料にも、書けるスペースを作っていたので、ぜひ、やってみてください。
ゾーイトロープは、こんな感じで作っています。
口には、カップのふたを付け、それには、割り箸をビニルテープで留めています。ただ留めるだけでは、取れてしまうので、ポリウレタン?のストッパーを入れています。
こちら16mmのほう
こちらに少し以前のバージョンですが、書いています。
上の画像の左下のカモメが飛んでいるのは、お持ち帰りのイラストです。これをセットしてみると、下のカモメは、その場で羽ばたいて見えます。上のカモメは、回す方向によって、前進したり、後退したりします。それは、イラストのカモメの数と、ゾーイトロープのスリットの数の違いです。
このあたりの解説は、こちらに書いているので、見てみてください。
おまけで、ストロボライトを当てて、こんなものを見てみました。
これは、レコードプレーヤーの上に、おもちゃを置いたものです。これを回転させながら、ストロボを当てるわけですが、ストロボライトの光る速度を変えると、ルパンが前に歩いたり、後ろにバックしたり、その場で足ふみしたりするわけです。これは、カモメの動きと同じですね。
スリットの数とカモメの数があっているとその場で羽ばたいて見える
=(イコール)
ストロボの点滅とルパンの数があっているとその場で足ふみしているように見える(倍でも面白いですが…)
これで、児童館バージョンの流れは終わりなのですが、『アニメーション
しくみ』は、もう少しバージョンアップしたものを用意しています。その時には、こんなものを作ります。
これは、フル装備なので、これだけの装備を付けて、いっぺんに観察するわけではありません。
赤と黄色のシールは、児童館バージョンと似ていますね。黄色のシールは、赤のシールのまわりを回っているように見えます。
黒いストローは下から生えてくるように見えます。
3段になっている人のイラストは、児童館バージョンのカモメと一緒の要領で、真ん中がその場で、上下が前進したり後退したりします。
先のリンク先にもありますが、動画はこんな感じ
どうしてかは、上記のリンク先をどうぞ。
そして、この3段のイラストの上に、鏡があるでしょう。これは、プラクシノスコープのつもりです。分割鏡を使った、ゾーイトロープのようなものです。でも、ゾーイトロープは、スリットを通すために、暗くなるのですが、このプラクシノスコープは、暗くなりません。また、鏡を使った正反射を利用しているので、きっちりイラストが見えるので、とてもよいのです。
おまけで、この装置は、こんなものに乗っています。
ひもを引っ張ると、ゼンマイが引かれて、プロペラが回るヘリのおもちゃです。なんてこれを使ったかというと、ヘリのプロペラに、きちんと安定してお皿が乗ること。また、回転してくれるので、自分で回す必要がないこと。
またお皿は、惣菜用の容器なのですが、これは、裏に十字が書いてあって、ちょうど中心がわかりやすいのです。ストローを指す位置など、意外と等分にするのが、難しいのですが、これなら、とっても簡単!
KUBOさんは、今回、アニメーションのことを調べていくと、いろいろな面白いことが分かったので、この実験教室は、とてもよいなと思っています。
今回の児童館バージョンでは言いませんでしたが、こんなことまで伝えられたらいいなと思って、書いておきますね。
アニメーションのしくみは、
という風に、人間が感じるということです。人間は、目で見た情報を、静止画にして、脳はとらえているってことですね。
で、昔人は、洞窟の中などで、炎を見ながら、その炎を、ライオンやトリなどにイメージにしていたのかもしれない。
また、ライトの前で、手をトリの形にして、動かして、影絵として、イメージしていたのかもしれない。
そうして、幻灯機などを考え出したのでしょうね。
ここまでは、下の画像の左の説明。
ここから、右の説明。
その後、手を動かして鳥の羽ばたきを作り、トリをイメージするのではなく、
『少しずつ、かたちの違う、絵(静止画)を次々に見ると、動いているように感じる』ということ(アニメーションの原理)がわかり、それを使って、トリの動きをイメージできるように、
フェナキスチスコープ・ゾーイトロープ・プラクシノスコープなんて考えていったようです。
ちなみに、残像効果を使ったソーマトロープはこれには入りません)
そして、同じころ、写真が発明されました。そうすると、イラストとして人間が書かなくても、機械が『少しずつ形の違う絵』を作れるようになりました。そして、映画が発明されるのですね。
今では、アニメーションというのは、映像の一分野ということになりますが、ここに書いたように、『動くイメージを作り出す歴史』があり、そういった歴史を見ていくと、アニメーションの原理を考えたり、これまでの工作を再現するのは、とても有意義なことだなと思いました。
また、アニメーションのイラストとして、馬やカモメが出てくることが多いのですが、それは、連続写真で写したのが馬だったり、連続銃で写したのがカモメだったりするからのようです。こちらに、紹介されています。
ってことで、この実験は、持ちネタの一つになりました!
で、それで買い集めたフラッシュライトの比較をこちらにいてれいます。
今回の情報は、ほとんどが、こちらで勉強させていただきました。ぜひ、みなさんも、見てみてくださいね。