こんにちは、みなさん。 おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
だんだん今年も残り少なくなっていきましたね。
いつもお手伝いしてくださっている、あっちゃん先生こと久保庭敦男氏より
今年最後の?投稿をいただきました。
じっくり読んで、今年を振り返り、来年に思いをはせましょうね。
いつものように、
画像・コメント:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
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今年から来年の空へ
2012年の空を振り返りつつ、来年の空のことを少しご案内しましょう。
★太陽や月
太陽と月は私たちにいちばん身近な天体です。2012年は5月に金環日食というすごい事が起こり、大きな話題になりましたね。ふたつの天体がぴったり重なり、その様子が日本で見られたことは一生の宝もの。「今年の漢字」にも「金」という字が選ばれました。また日食の話題に押されてしまいましたが、月が地球の影に隠れる月食も2回ありました。下写真は2012年11月末に見られた半影月食の連続写真です。
2013年には日本で見える日食と月食が1回ずつおこります。残念ながらどちらも狭い地域でしか見えず、関東では全く見えません。ただ、太陽と月が規則正しく空をめぐるおかげで私たちも規則正しい毎日を過ごすことができます。特に太陽の活動を日々観察することは大切です。太陽がどれくらい活発かは、地球の気候などいろいろなことに影響するからです。

★惑星
2012年、特に話題になったのが金星でした。太陽の手前を通過する「太陽面通過」(6月)や、月に隠されてしまう「金星食」(8月)は一生に1回見られるかどうかの現象でした。その金星はいま「明けの明星」として夜明けの東空に輝きます。2013年になると次第に太陽に近くなり、3月26日以降は夕空に戻って宵(よい)の明星として輝きます。でもいつも低いところにしか見えず、残念な1年になりそう。
2012年におうし座で輝いていた木星は、2013年ゆっくりと隣のふたご座のほうへ移動してゆきます。5月下旬には西空で金星や水星、月と互いに大接近して、豪華な景色になるでしょう。惑星同士は互いに接近することがあり、とても面白いのです。下写真は2012年11月に見られた金星と土星の大接近です。
地球のすぐ外側を回る火星はときどき地球に接近して話題になりますが、2013年はずっと遠いままで、次の接近は2014年になります。ただ、今は火星上で移動しながら探査を続けるキュリオシティから目が離せませんね。

★小惑星
小さな惑星「小惑星」にも注目です。2012年もいくつかの小惑星が地球の近くを通り過ぎました。小惑星の仲間には地球に衝突する危険があるものがあり、もし地上に落ちたら町が全滅、なんていうこともありえます。決してSF映画ではないんですよ。ですから、いち早く発見したり動きを監視する必要があります。下写真は12月に地球に接近したトータチスという小惑星。動きが速く、わずか30分でも線のように写っています(写真下のほう)。

★流星
三大流星群と呼ばれる1月の「りゅう座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」は、2012年どれも最高の条件で観察できました。特にふたご座流星群は月明かりが全くなく、関東は一晩中快晴で、とてもたくさん流れ星を見ることができました。
2013年はりゅう座流星群、ふたご座流星群とも月明かりの影響が大きく、流れ星が見えにくくなるでしょう。でもペルセウス座流星群の条件は良く、特に真夜中を過ぎると満天の星空のなかにたくさん流星を数えることができるでしょう。晴れてほしいですね。下写真は2012年12月のふたご座流星群の様子。中央上のふたご座からいくつも流れ星が飛び出していますね。

★新星と超新星
2012年もたくさん発見されました。特に超新星(遠くの銀河で最期の大爆発を起こした星)は日本人によって10個も見つかっています(12月29日現在)。見つけているのは専門の研究者ではなく、熱心なの星好きの一般人、というのがすごいところ。天文はアマチュアも活躍する分野なのです。2013年も日本の観測者の活躍に期待ですね。下写真は12月18日に福岡県の西山さんと佐賀県の椛島さんが発見したばかりの超新星(矢印のところ)です。

★彗星
2012年には目で直接見えるほど明るくなった彗星(ほうき星)はありませんでし
。でも2013年、なんと2つの彗星が目で見え、しかも1等星より明るくなると予想されています。ここまで明るい彗星は10年に1回見えればいいほうですが、1年で2つも見えるというのは例がありません。2013年一番の話題となりそうです。
。でも2013年、なんと2つの彗星が目で見え、しかも1等星より明るくなると予想されています。ここまで明るい彗星は10年に1回見えればいいほうですが、1年で2つも見えるというのは例がありません。2013年一番の話題となりそうです。
そのひとつはパンスターズ彗星。現在日本からは見えませんが、3月中旬ごろ西空に明るい姿を見せ始めます。もうひとつはアイソン彗星。現在はふたご座にあって、大望遠鏡でやっと分かるほどの暗さですが、11月下旬には金星より明るくなると言われています。
ただし彗星の明るさの予測はとても難しく、実際はそれほど明るくないかも知れません。また明るく見える期間も長くないので、事前に正確な情報をきちんと集めて観察してくださいね。下写真はいま北斗七星の近くを通り過ぎつつあるリニア彗星です。(小型望遠鏡なら見ることができます。)

★気象光学現象
虹や暈などの現象を気象光学現象と言います。2012年は、5月に見えた最大幅に近い環水平アークを始め、とても現象の多かった1年だと感じました。
気象現象は天文現象と違って事前の予測ができません。でも見えやすい空模様というのは、空を見慣れてくると次第に分かってきます。ぜひ1日に1回は空を見上げ、楽しんでくださいね。下写真は12月21日に見られた環天頂アーク・上部ラテラルアーク・上部タンジェントアークなどです。

いかがでしたか。みなさんが見上げた空の現象を思い出せたでしょうか。日食など大きいニュースになった現象は知っていても、「小惑星が近くを通ったなんて知らなかった」とか「いま彗星が来てるの?」なんて思った人も多いのではないでしょうか?私たちが普段どれだけせまい知識の中で生きているか、その知識もテレビやネット、そしてみなさん自身の興味関心にとても左右されてしまうことが、ちょこっと分かっていただけるかと思います。
ひとつひとつバラバラの現象に見えますが、空の上はいつも時間の流れに沿ってつながっています。例えば、2012年6月に金星は太陽を左から右へ通過しましたが、それを境に宵の明星から明けの明星に移りました。だから今は明け方に見えていて、2013年3月には太陽の向こう側を右から左へ通りぬけ、夕空に戻ってくる……こんな具合です。
一日少しずつの空の観察が、宇宙の大きな時の流れを感じることにつながればいいな、とあっちゃん先生は思います。みなさんの2013年が良い年になりますように。
(文・写真:あっちゃん先生)
いかがでしたか?今年は、まさに、観察には、当たり年でしたね。でも、それっていうのは、ずっとつながりの中の一つでしかないのかな?
来年もよい年になるためには、今をいい時にしないといけないのかな?
来年もよい年になるためには、今をいい時にしないといけないのかな?
ではでは、お友だちも、よいお年をお迎えくださいね~。
太字など:KUBOさん。!(^^)!

