こんどは 『人工日食』!

こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金環日食でお世話になった、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、「人工日食」のご紹介です。えっ!いつ起こったの?って感じですが・・・ちょっと読んでみてください。

画像・解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
画像は、クリックすると大きくなります。

line-kk.png

みなさん、これ何だか覚えてますか?

p1-0610.jpg
 

そう、金環日食をピンホール投影で画用紙に映したものですね。でも、なんかビミョーに違うような・・・?実はこれ、「人工日食」なんです。映っている光は確かに太陽なんだけどネ。今日は「おもしろい!自分で作れる日食」のやり方をお話ししましょう。

まず、直径1cmくらいの丸い形に切った画用紙を用意します。クラフト用のパンチを使うと簡単ですね。切った丸い画用紙は竹ひごか針金の先にセロハンテープでとめます。セロハンテープが丸からはみ出ないように気をつけてくださいね。難しい場合はボンドや瞬間接着剤でとめちゃいましょう。あとはハガキ大くらいの画用紙を2枚。1枚は真ん中に1mmから2mmほどのピンホールを開けてください。画びょうだと少し暗くて見づらいので、ちょっと大きめの穴にしてくださいね。これで準備完了です。簡単でしょ?

p2-0610.jpg

雲の少ない晴れた日に、用意したものとセロハンテープかガムテープ、それからできればカメラの三脚みたいにピンホール画用紙を動かないように固定できるもの(上写真のように使います)を持って、実験できそうな日なたに出かけましょう。時間は朝か夕方、太陽がそんなに高くないときが良いですよ。だいたい「自分の影の長さが身長の2倍」のころがいちばん実験しやすいと思います。でも太陽がオレンジ色になるほど低いと光が弱くてよく見えませんから気をつけてね。

p3-0610.jpg

良く日が当たる安全な広い場所で、高い柱か壁(高さ1.5mくらいに手が届けばOK)があるところを探しましょう。その柱や壁の影が地面に長く伸びて見えるところで実験するのです。時計塔や外灯の柱などがいいですよ。危なくなければサッカーゴールとか、学校の国旗掲揚塔などもいいですね。作っておいた丸画用紙付きの竹ひごを上写真のようにテープでとめます。このとき、丸画用紙の影が地面にちゃんと映るようにとめてくださいね。手が届くぎりぎりの高さが良いでしょう。

p4-0610.jpg

次に、丸画用紙の影を手に映しながら少しずつ遠ざかってみましょう。遠ざかるほど影はだんだんぼんやりしますが、ちゃんと見えていますね。1.5mくらい離れたところに三脚を立てて、丸画用紙の影がピンホール画用紙の中に見えるようセットしましょう。時間が経つと影は少しずつ動くので、高さや位置を調整できるカメラ三脚がちょうどいいのです。下写真の左は影がピンホールにちょうど当たっています。右は少しずれています。さあ、これで準備できました。

p5-0610.jpg

ピンホールに丸画用紙の影があたってないときに、もう一枚の画用紙(スクリーン用)でピンホールから出た太陽の光を受けてみます。ピンホールとスクリーンを50cmから1mくらい離すと、きれいな太陽の形(像)が見えますね。

それが確認できたら、今度はピンホールに丸画用紙の影がちょうど当たるようにしてみましょう。ぼんやりした影がピンホールを包んでいるから、スクリーンには光が届かないようにも思えます。でも実は、丸画用紙、ピンホール、スクリーンがほどよい場所のとき、金環日食みたいなドーナツの光や、部分日食のような三日月形(下写真)を映すことができるんです。いろいろ試してみましょう

p6-0610.jpg

ピンホールと丸画用紙との間を、「丸画用紙の直径×120」くらい(1cmの丸なら約1.2m…キッチリじゃなくて良いですよ)にすると、ほらね。金環日食みたいになったでしょう?太陽はどんどん動いて丸画用紙の影もすぐ動いてしまうので、ドーナツの光もすぐ三日月形に変化します。そのときは三脚を調節して、もういちど影をピンホールにぴったり合わせましょう。

試しに、丸画用紙とピンホールをかなり近くにすると、ピンホール画用紙に映る影がはっきりしてきますね。このとき、影がピンホールに当たっていればスクリーンには何も映らなくなります。これは「皆既日食」と同じこと。丸画用紙が太陽の光を全部さえぎってしまったのです。逆にかなり遠くにすると・・・太陽の中の丸い影がずいぶん小さくなりますね。うーんと遠くにすると金星の太陽面通過のようなのも作れるかな?実験を終わるときは、柱の竹ひごの取り忘れにご注意ね!

p706-10.jpg

丸じゃなくて、別の形だったら?もちろんできますよ!三角、四角、星型など、いろいろやってみてください。ドーナツの穴の部分が三角や四角、そして星型の影(下写真)になります。自然の日食では絶対に見られない日食を作り出すことができちゃう!

p80610.jpg

でも残念ながら、この人工日食は実験してる場所でしか見ることができません。日本中のお友達が一緒に感動を味わえるのは、宇宙で起こる本物の日食だけなんですね。

line-kk.png

これなら、いつでも、日食を観察できますね。それも、いろんな形の。

ぜひ、太陽・月(丸画用紙)・自分のいろいろな相似形の間で、遊んでみてくださいね。

コメントを残す

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう